【社員インタビュー】現場で活躍するテクニシャンに取材!印象に残っている業務や入社当初と現在で変化したこと、今後の展望とは?
インタビュー
【社員インタビュー】現場で活躍するテクニシャンに取材!印象に残っている業務や入社当初と現在で変化したこと、今後の展望とは?

現在の業務内容や印象に残っている業務について教えてください。

 お客さまのクルマの点検・修理といった整備作業が主な担当業務です。作業の流れとしては、まずお客さまからのご依頼を受け、それからサービス・アドバイザーによってクルマの状態についてのヒアリングが行われます。ヒアリングでの情報をもとに私たちが整備し、完成検査をした後、お車を清掃した上でお客さまにお戻ししています。また、私はパーツ業務も担当しており、整備で必要なオイルフィルターなどの交換部品を発注する業務も担当しています。
 印象に残っている業務は、エンジンがかからないクルマを担当した際に診断でミスをしてしまい、お客さまにご迷惑をおかけしてしまったことです。そのクルマを担当した際に、エンジンがかからない原因はエンジン内部で問題が起きているからだと思い、内部の部品を交換したのですが、それではクルマの不調は直りませんでした。原因究明のため、再度1から作業をやり直しましたところ、実はギアの変形が原因であることが発覚し、その部分を正すことで無事に改善されました。本来であれば、最初の段階で気づくことのできた故障原因ではありましたが、エンジン内部が故障の原因だろうと固定観念をもって作業をしてしまったことで、結果的に整備にお時間を頂戴し、お客さまにご迷惑をおかけしてしまいました。
 テクニシャンは人それぞれ経験を重ねていく中で「この部品はよく壊れるからここが原因だ」といったような固定概念を持っていると思います。私もこの経験から、固定概念に捉われずに作業することの大切さを再確認することが出来ました。少し苦い記憶ではありますが、整備に対する姿勢を改めることができた対応だったため、すごく印象に残っています。

入社当初と現在とで、クルマの整備の仕方や向き合い方など変化したことについて教えてください。

入社当初と現在で1番変化したことは、整備作業はお客さまのために行うということを追求できるようになったことだと思います。私たちが整備しているのはお客さまのクルマであり、お客さまが安心して運転できる環境を整えることが私たちの仕事です。これは当たり前のことではありますが、入社当初は目の前の業務に追われ、お客さまのために何ができるかを考えることが出来ていなかったと思います。
 現在では、整備しているとお客さまの歓んでいる顔が自然と思い浮かび、歓んでいただくためにどうすればいいかを考えて整備することができています。
 また、BMW Groupの取り組みで、クルマの車検整備や点検整備時にクルマの状態を動画でお伝えしています。例えば、口頭でオイル漏れが発生している場所や原因について説明されても、イメージすることは難しいですが、動画と共に説明することでよりクルマの状態を詳細にお伝えできます。お客さまもご自宅などで細かく愛車の状態などを確認できるので、「動画でわかりやすい」「丁寧な説明ありがとう」といったお言葉を頂ける機会が多いです。

今後の展望について教えてください。

 今後はガソリン車や電気自動車の知識をより身に付けていきたいと考えています。BMW Groupにはマイスター制度があり、5段階のレベルで整備士の技術が定義付けされています。私は現在、3段階目のシニア・テクニシャンに属しています。最高レベルのマイスターになりたいとは思いますが、マイスターは本当に一握りの存在なので、まずは電気自動車などの資格を取得し、整備できる車種を増やしたいと考えています。
 現場で活用できるような整備に直結する資格を取得することで、よりお客さまの歓びに寄与できると思いますので、今後は資格取得に向けて勉強の時間を確保しつつ成長していきたいです。

今回のインタビューを終えて/次回告知とインタビュー先ディーラーについて

今回はナカムラ自動車のテクニシャンにとして活躍されているOYさんにインタビューさせていただきました。お客さまに歓んでいただくために、整備作業の他にプラスアルファとして何ができるのか、常に成長したいというお考えは、インタビューを担当した私自身、非常に勉強になりました。

次回の記事配信では自動車整備未経験でテクニシャンとなった女性に、転職したキッカケから、どうスキルを身につけたのかなどについてのインタビュー記事を掲載します。ぜひ、お楽しみに!

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